西川・森の市場では木材産地の「見える化」に取り組んでいます。ICタグを利用して、木材のトレーサビリティを可能にしています。
立木を管理する銘木に関しては、立木1本ずつICタグを貼付ける。ICタグを読み込み立木の胸高周長、樹齢、緯度経度をPDAに登録する。立木の様子は別途野帳に書き込む。
一般材は伐採後、山土場に運ばれた時点でICタグをビスで貼付ける。
原木市場では、出荷者単位、径級単位で椪(はい)※が作られる。山土場で付けたタグがそのまま落札した丸太に付いていく。
※椪(はい):出荷者や径級ごとに丸太をわけて積み上げたかたまりのこと。
製材時には鋸の刃を痛める恐れがあるので、タグを取り外し、製材後に同じ材に取り付ける。天然乾燥を行い、乾燥後、含水率、ヤング係数を測定し出荷する。